25.3.26「王ステ」三部作がDMMで配信

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この度、「王ステシリーズ」がDMMでの配信を開始することとなりました。

深い歴史背景と普遍的な人間ドラマが融合した三部作「黒の王」「星屑の王」「屍の王」が、いつでもどこでも楽しめるようになります。

 

15世紀のワラキアを舞台にした「黒の王」、ルネッサンス期のイタリアを描く「星屑の王」、そして1600年代のネーデルラント(オランダ)80年戦争に焦点を当てた「屍の王」。

 

それぞれが異なる時代と場所を舞台にしながらも、「王」という名を背負う者たちの苦悩と葛藤、そして人間としての輝きを壮大なスケールで描き出す本シリーズ。DMMでの配信開始を記念して、貴重な吉田武寛氏の演出スケッチを特別公開いたします。「王ステ」が生み出される過程を、ぜひ追体験してみてください。

「黒の王」

時は15世紀。大国オスマン帝国とハンガリー王国に挟まれた小国ワラキアは、強大な軍事力を背景に拡大を続けるオスマン帝国に臣従を余儀なくされていた。生き残りをかけた苦渋の決断として、ワラキア公は2人の息子、ヴラド3世とその弟ラドゥを人質として差し出すことになる。

 

『いつかきっと父が迎えに来てくれる』—その望みを胸に秘め、オスマン帝国の施しで育つ兄弟は、のちのオスマン帝国皇帝となるメフメト2世と運命的な出会いを果たす。弟ラドゥはメフメトとの交流を深め、異国の文化に馴染んでいく一方で、兄ヴラドは決して仇敵に心を許すことはなく、故郷への思いを捨てることはなかった。

 

 

長い年月が流れ、成長したヴラドを迎えに来たのは、待ち望んだ父ではなく、謎めいた男ヴィンツェルだった。「これからわたしはあなたに仕え、こうお呼びしましょう。マリアタ」—この言葉とともに、ヴラドの人生は新たな局面を迎える。

 

権力争い、裏切り、復讐、そして忠誠—複雑に絡み合う人間関係と政治的駆け引きの中で、ヴラドは「黒の王」として恐れられ、また讃えられる存在へと変貌していく。シリーズの核であり、王ステ要素が詰まった作品。

▲吉田武寛の頭の中にある美術セットのラフスケッチ。このラフスケッチをもとに美術家と打ち合わせを重ね、舞台上の世界観を創り出していく。

▲実際の歴史を舞台作品としてどう描くか整理していた過程

「星屑の王」

時は15世紀末、ルネッサンス期のイタリア。神に見放され、永遠の命に呪われたヴラドと、その忠実な従者ヴィンツェルは闇夜を生きていた。彼らの前に突如として現れたのは、小国に分裂したイタリアの統一という壮大な野望を抱く男、チェーザレ・ボルジア。

 

教皇アレクサンデル6世を父に持ちながらも、庶子—神に認められなかった子—として生まれたチェーザレは、類まれなる才能と野心を持ちながらも、常に立ちはだかる見えない壁に苦しんでいた。

同じ頃、天才画家レオナルド・ダ・ヴィンチは、教会の絶対的真理とされる「天動説」に疑問を抱き、独自の宇宙観を探求し始める。芸術と科学の境界を越えた彼の思索は、やがて時代の常識を揺るがすことになる。

 

神に認められなかった者たち—永遠の命を呪われたヴラド、庶子として生まれたチェーザレ、教会の教義に疑問を抱くレオナルド。彼らの運命が交錯し、歴史の歯車が回り始めるとき、天の星に手が届くのは誰か—。

 

闇の中を生きるヴラドとヴィンツェルが、野心家チェーザレや天才レオナルドと出会い、やがて歴史の奔流をも動かしていく壮大な物語。チェーザレの人生と神との対峙、星と歴史の交わりを描き、物語の終盤では散らばっていた謎のピースが見事に収束していく爽快感が味わえる傑作。歴史と空想が絶妙に織り交ぜられた、時代を超えた魂の旅路を描く感動作。

 

▲稽古で動きをつける前にイメージを整理していたメモや稽古を見ての修正点など。

見せ場をどう見せるかのイメージ。

「屍の王」

時は16世紀。永遠の命に呪われ、闇の中を生きるヴラドとその忠実な従者ヴィンツェル。彼らの前に現れたのは、オラニエ公ウィレム1世。

 

ウィレムが暮らすスペイン領ネーデルラントは、スペイン国王フェリペ2世による苛烈な重税とカトリック信仰の強制により、民衆は深い苦難の中にあった。やがて民の声を背負った指導者となったウィレムは、スペインからのネーデルラント独立を宣言し、歴史を動かす決断を下す。それがやがて「八十年戦争」という長き血の歴史の幕開けとなることを、誰も予測していなかった。

 

「戦え。今を生きて、死して永遠となれ」—この言葉がウィレムとヴラドを結びつけ、彼らは運命の歯車に巻き込まれていく。永遠の命を持つヴラドは、一瞬の命を燃やして生きるウィレムの姿に何を見るのか。

 

 

「屍の王」は、ヴラドとヴィンツェルの旅を描いた第1シーズンの締めくくりとなる作品であり、シリーズの中でも最も人間の生と死、そして永遠の意味を問いかける傑作として高く評価されている。

 

理想と現実の狭間で揺れ動く人々が、「王」という称号の重みに苦しむ様を鮮烈に描き出す。死すべき運命を持つ者と、死ねない呪いを背負う者—その対照的な存在が織りなす、深遠な人間ドラマの傑作として名高い作品。

▲当時の航路について

舞台セットがシーンによって形を変えていくので、マグネットの平面図で動かして発想を膨らませてゆく。

舞台芸術ファンの皆様にとって待望の配信開始となる本シリーズ。

実際の劇場では見逃してしまった方も、何度も足を運んだ熱心なファンの方も、新たな視点で作品を楽しむ機会となることでしょう。高画質・高音質での配信により、細部にわたる演出や俳優陣の繊細な表現も余すことなく堪能できます。

 

ぜひこの機会に、時代を超えた壮大な物語の旅へお出かけください!

【DMM配信情報】

DMM TVにて王ステシリーズ第1弾〜第3弾の配信が決定しました!

配信開始日:2025年3月15日(土)0:00~

配信作品:「黒の王」「星屑の王」「屍の王」

配信ページURL:https://tv.dmm.com/vod/

※視聴にはDMM TVの会員登録が必要です。

 

詳細・お申し込み募集は終了しました

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