24.4.14『麗和落語〜二〇二四春の陣〜第一陣』レポ

思いだす

『麗和落語〜二〇二四春の陣〜第一陣』感想戦。

TOYKEYさんの投稿記事ご紹介。

『麗和落語〜二〇二四春の陣〜第一陣』感想戦、熱い想いが溢れる投稿を頂きありがとうございました。
4月15日から始まるディレイ配信の見どころ紹介として、投稿を頂きましたTOYKEYさんの記事をご紹介させて頂きます。

◯なぜ行こうと思ったのか

 林鼓子さんが出るからです!
 mitt management所属 私の最推し女優の
 林鼓子さんが出るからには、
 何が何でも行く!
 それぐらい彼女の舞台はまた観たいと
 思わせる力あるんです!
 ただ、理由はこれだけではありません。

◯ILLUMINUSさんのイメージ

私とILLUMINUSさんとの出会いは
「星よ女王に堕つ」でした。
重々しいストーリー、歌、ダンス、殺陣、強烈に印象が残り、
こういう重厚な演目をやる団体なのだなと感じました。
かと思えば
「散る君、うららと舞い上がり、」のような喜劇の公演もあり、
おもしろいなと感じました。
この「散る君、うららと舞い上がり、」の脚本・演出が23さんで
麗和落語の脚本・演出を務めている方です。

◯23さんのイメージ

23さんは別のお仕事で
インターネット配信番組の放送作家をしており、
公開収録の形を取っているので、
その仕事ぶりを身近で感じておりました。
番組はおもしろいですし、
23さん自ら前説をしたり、キャストにちゃちゃ入れたりと、
とにかく面白くしようという熱が見えました。
その仕事っぷりは
「散る君、うららと舞い上がり、」でも拝見することができ、
自ら舞台に出て前説を行い客席を温める姿に
熱を感じました。

〇どうして麗和落語を見ようと思ったか?

・推しキャストが出る!

・劇団のイメージが良い!

・脚本・演出家がめっちゃ信頼できる!

 ここまでそろったら行くっきゃないっしょ!という感じです。

〇入場 ロビー

さて、話は当日のロビーになります。
たくさんの美麗な特大パネルが並んでいます。
ILLUMINUS名物応援ビジュアルですね!
和装のキャストのビジュアルは大変美しく、ロビーはとても華やか。
ここにキャスト直筆のサインとメッセージが入るのですから、
ファン垂涎のグッズですね。
SNSでゲット報告するファンは皆幸せそうです。
私もいつかは…。

 

〇開演前

 ホール内に入ると、ステージ上のセットに目が行きます。
 屏風!真っ赤な高座台!ふかふかの座布団!
 めくり台!漫才とかでよく使われる某有名メーカーのマイク!
 めっちゃ落語だ!会場がものすごく落語をやる為にセットされてる!
 これはテンションが上がってしまいますね!
 しばらくすると林さん、湯本さんによる影ナレが始まります。
 会場全体で拍手や笑い声の練習をします。
 テンション上げすぎて
 Foo!なんて落語に似つかわしくない歓声をあげたら
 しっかりツッコまれてしまいました…。
 あはは…。すいません、とても楽しみにしていたもので…。
さて、ここからは各噺の筆者的ポイントを書いていきます。
全部綴っていたら何行になるかわかりませんので…。
(3回あるうちの1回目公演の内容です。)

〇湯本亜美さん 月に叢雲、花に風

・自己紹介&まくら

 

まずは観客とのコミュニケーションで場をほぐしていきます。
レイワ!ラクゴー!のコーレスで場の雰囲気が盛り上がっていきます。
そして「月に叢雲、花に風」という言葉の説明が入ります。
よいことには邪魔がはいりやすく、長続きしないもののたとえ、だそうです。
さて、本編にどうつながるのでしょうね…。

 

・本編

 

噺のスタイルとしては、とんちんかんなことばかり言うハナと
そこにツッコミを入れるヨーコの漫才のような形です。
クセが強すぎるハナのしゃべりと、そこにツッコミを入れるヨーコ。
イライラが溜まっていきついには舌打ちまでしだすのには
笑ってしまいました。
その時の顔が強烈な「こいつうぜー」という顔をしてまして、
いいお芝居だなーと感じました。

〇林鼓子さん 綺羅星

なんせ最推しキャスト様なので、少し長くなったらすいません…。

 

・自己紹介&まくら

 

落語初挑戦ということで、緊張しているとのこと。
(本人がよく語るには、緊張感はいつでも持ってるものの
あまり本番でガチガチに緊張するタイプではないとのこと。
初めての落語に相当緊張しているようですね。)
お天気の話になり、林さんは晴れがお好きとのこと。
本編はどんな噺になるんでしょうね?

 

・本編

 

この噺、とても登場人物が多いです。
主人公、語り手、嫌な女上司、魔法使い、イケメン、根暗男子
まぁ次から次へと色々なキャラが登場するのですが、
それを器用に切り替えお芝居する林さん。
声優の経験もある方なので、声のキャラクターの変化が聞きごたえ抜群です。

途中「揚げ物にうずもれて死にたい」という言葉が出てきますが、
これは演者さんの生の声でしょうか?思わず笑ってしまいました。
(林さんはフライドポテトをはじめとする揚げ物が大好きです。)

その他にもおもしろい動きが満載です。
なかやまきんに君が出てきたり、突然プリティーウーマンのテーマを歌いだしたり、
全力で観客を笑わせに来てくれるので終始楽しかったです。
ラスト影の薄い女の子の思いが爆発し、
思いのたけをぶちまけるのですが、いい声、いい表情でしたね…。
きりが無いのでここで切りあげましょうか。
まくらの天気の話はちゃーんとセリフやキャラクター名で回収されていました。

〇安藤千伽奈さん 安本丹

・自己紹介&まくら

 

開口一番叫び出しましたよこの方www
出だしからとんでもないテンションです。
麗和落語はこれが初めてというわけではない安藤さんですが、
とても緊張しているとのことで、その緊張を紛らわすための絶叫だそうです。
この全力感、おもしろいです。

話は安藤さんの学力に移ります。
どうも暗記は得意ではないご様子ですが、
頭が悪いというわけではないと思いますね。
とっさの発想力というか、面白いことをやる瞬発力は
どう考えても頭の回転が早いと思うのですが…。

ああ…。話がそれてしまいました。
まくらとして大事なのは頭が悪いという部分ですね。

 

・本編

 

自己紹介パートの暴れっぷりはどうした?というぐらい
まじめなキャラで登場した主人公安子。
この切り替えっぷりはすごいの一言ですね…。
安子のまじめっぷりをおもしろく表現し、お客を笑わせる安藤さん。
しかし、この噺の重要アイテム「安本丹」が出てきてから
キャラクターが大変なことに…。
「あん、ぽん、たーん!」
もう、あまりにも印象が強すぎてこのセリフが強烈にこびりつきます。
安本丹を服用したあとのぶっ壊れっぷりがとにかくコミカルで、
ライバルキャラのルミちゃんのぶっ壊れっぷりもすごかったです。

本当に全力全開というか、お客さんに笑って帰ってもらう!
という強い意志を感じました。
はぁ、はぁ…。個人パートだけでも見どころ満載で、
長ーい文章になってしまいました…。
二人落語はかいつまんでお話します。

〇湯本亜美さん×瀬戸桃子さん 久遠

 この噺で本日初登場の瀬戸桃子さん。
 彼女の活躍っぷりがすごかったですね。
 弱冠19歳。落語どころか舞台も初挑戦とのことですが、
 堂々たる演技…。そして年齢の変化による声の変化がすごかったです。
 いやー…。これまたとんでもない役者さんを見つけてしまいました…。
 それぐらいこの噺での瀬戸さんは強烈でした。
 
 もちろん湯本さんも大活躍しておりまして、
 二人合わせてとても温かい雰囲気を作り出していました。
 心温まる素敵な演目でした。

〇安藤千伽奈さん×林鼓子さん 月が綺麗ですね

お二人が夫婦になって色々な言葉をかわすのですが、
 鈍感だったり、言葉の意味を取り間違えたり、聞き間違えたり、
 コミカルにすれ違っていく様は観客の笑いを誘います。
 
 私の推しポイントは林鼓子さんが「月が綺麗ですね」というシーンで
 目をキラキラさせながら全力乙女モードになるのですが、
 その言葉は受け止められることはなく、ストンとテンションが落ちて
 キラキラが消えるところですね。
 この落差は笑ってしまいます。
 そしてラストのオチがきれいに言葉遊びになっています。
 安藤さん、林さんが同音異義の言葉をそれぞれしっかり表現してくれるので、
 オチに込められた洒落にクスリとすることができます。
 本当に見事なオチでした。

TOYKEYさんの想いが溢れる激アツレポートいかがでしたでしょうか。
公演グッズはILLUMINUS STOREにて販売中!

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